PUBLIQ COFFEEは「コーヒーができること」を提供していく取り組み型コーヒー店です。

15日プロジェクト(Ⅵ)

「15日プロジェクト」とは、
PUBLIQ COFFEE が 毎月15日に進捗を公開する 
期日報告型、長期継続型プロジェクトです。




現在、PUBLIQ COFFEE 独自の
「コーヒーの品質評価システム」をつくりはじめています。




鑑定の場面で使用されている
加点主義に基づく2つのコーヒー評価フォーム
SCAA方式とCOE方式を参考に、




これまでに、
評価フォームの「10の要素」を挙げ
評価フォームの書式作成を進めてきています。




精確な認知判断操作が要求される
コックピットの計器類の配置を参考に




これは、操縦士の視線移動を最小にしながら飛行状態を把握でき
また、計器を見る順番、確認頻度からも
最適だとされているT型配列のことですが




そのイメージを



pit-2.gif



カッピングフォームに
応用しようというところまできました。




従来の左から右へ視線を移動しながら記入していくのではなく
視界にすべてが入るフォームにしようということです。




それは、フォームを単なる記録媒体としてではなく
ユーザーインターフェイスと捉えなおして




集中力の必要なカッピングで
感覚が感じたものをストレスなく記録を残せるようなものに・・
カッピング技能の向上に寄与するような
そのような書式にするために参考にしたものでした。




さぁ、今回は、一歩進めて
先にあげた10の要素をこのT型配列に応用して
配置していきます。





カッピングとは、感覚が認識したものを
数字や言葉に変換する作業ですから





その実際は、各感覚器官ごとの要素を時系列で
おいかけていくようなものです。




すると書式は、それにあわせて
感覚器官ごとの要素をグループにして
それぞれを時系列で追いかけていくのに、
見やすいものすればよさそうです。




それでは、PUBLIQ COFFEE が独自にあげた 
10の要素を振り返っておきましょう。





まず、チェックするのはこの香りのグループたち。




youso-1_2013101117384762a.gif




次は、液体の温度が下がって、チェックしやすくなる
味覚、触覚の要素たち。


youso-2_20131011173848f99.gif



youso-3.gif



そして最後になるのは、全体性。




全体性は最初から最後まで、逐次チェックしますが、
最後まで来てようやくはっきりしてくるものなので
これらが最後を締めくくることになります。




例えば、バランスや、クリーンカップの程度は
さめてくるにしたがってはっきりしてきます。
つまり、その時系列での総合評価が
評価になるものだと思います。




youso-4.gif



これをコックピットのT型配列のように配置していきますと・・・



youso-5_20131011173959895.gif



こう。





ざっくりとこうして・・




そして今後・・





各グループ、各要素の質と量がわかる書式にし、
さらに、それが、記入する人にも
そして表現されたものを見る人にとっても
思考を使わず感覚でどのようなコーヒーなのか、
パっとわかるようなものをつくっていきます。

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15日プロジェクト (V)

「15日プロジェクト」とは、
PUBLIQ COFFEE が 毎月15日に進捗を公開する 
期日報告型、長期継続型プロジェクトです。




現在、PUBLIQ COFFEE 独自の
「コーヒーの品質評価システム」をつくりはじめています。




鑑定の場面で使用されている
加点主義に基づく2つのコーヒー評価フォーム
SCAA方式とCOE方式を参考に、




これまでに、
評価フォームの「10の要素」を挙げることができ




これから、評価フォームの書式を作っていくところです。




その基本的な考え方は、
フォームを単なる記録媒体としてではなく
ユーザーインターフェイスと捉えなおすというもので、




集中力の必要なカッピングで
感覚が感じたものをストレスなく記録を残せるようなものに・・
また、それだけでなく、
カッピング技能の向上に寄与するような
そのような書式をつくっていきます。




どうやったら
そのようなものがつくれるのでしょうか?





例えば、次のような状況を考えて
そのヒントにしてみることはできないでしょうか。




それは、もっとも集中力が要求される場面です。




彼は空を飛んでいます。
一つ一つの判断が命を握っています。
彼の判断は計器類を読み取ることです。




判断に間違いがあってはならないパイロットが
情報を読み取り判断する計器類。
それが、どのような配置になっているか。




プレッシャーがかかった状態でさえ
読み取りやすいよう工夫されたコックピットの計器類を
参考に探ってみることにしました。




認知、判断でその後、
操作に移るのが一連の流れですから、
そのインタラクティブ性は
ユーザーインターフェースといえるでしょう。




さて、そのコックピットの変遷は、「ここ」にあるように




・エレクトロメカ計器   を 一世代とすると
・CRT採用の全電子化
・さらに統合が進んだグラスコックピット



三世代の進化を遂げています。



情報が膨大になるにつれ、
このように進化してきましたが、
どの世代でも、計器の配列は、T型配列。




T型配列が基本で
これは、操縦士の視線移動を最小にしながら飛行状態を把握できるもの。
また、計器を見る順番、確認頻度からも
この配列が最適だとされているそうです。




pit.gif




さらに、他の計器類も、この基本配列と相関があるように
配置されています。




カッピングフォームは、ご存知のとおり
SCAA方式、 COE方式 いずれも、左から右の順番で
横へむかっていきます。





円を視界とすると、右へずらしながら
カッピングは進行します。


pit-3.gif



コックピットの計器類の配列が
最小の視線移動になっていて、
そして、確認の順番や頻度を考慮したものになっていることは




そうであるからこそ、
運航を確かなものにしているといえます。




言い換えるなら、
運航が確かであるためには、
配列がよく検討されたものでなければならない
ということ。




現在のカッピングフォームはもちろん
確かなものですが、




このこと・・・




カッピングフォームの仕事ぶりが確かであるためには
記入項目の配列が検討されたものでなければならない
という点は




いうことができるでしょう。




それで、負荷が最も少ないとされるT型配列を
視界の円すべてに収めるようにした



pit-2.gif




この図のイメージで書式を検討することにしていきます。




このさき、PUBLIQ COFFEE は
この概念をブラッシュアップさせた
全く新しいカッピングフォームの書式を作成していきます。

15日プロジェクト (Ⅳ)

「15日プロジェクト」とは、
PUBLIQ COFFEE が 毎月15日に進捗を公開する 
期日報告型、長期継続型プロジェクトです。




今年の取り組みのひとつ
「コーヒーの品質評価システムをつくっていく」にあたって




現在鑑定の場面で使用されている
加点主義に基づく2つのコーヒー評価フォーム
SCAA方式とCOE方式を参考に、




PUBLIQ COFFEE 独自のコーヒー評価フォームを
つくっていくとし




前回 評価フォームの各要素
「10の要素」挙げていきました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●嗅覚の項目



「Fragrance/Aroma」(飲む前の香り)

「Flavor」(口内で感じる香りと味の複合感覚)

「Aftertaste」(飲んだ後の香りと味の複合感覚)



● 味覚の項目


「Acidity」(酸の質)


「Sweetness」(甘さ)



●触覚の項目



「Body」(口に含んだ厚み/押しつけてくる抵抗)


「Mouthfeel」(口に含んだ質感/タッチした印象)



●全体性



「Balance」(均衡性/ハーモニーになっているか)


「Clean Cup」(カップのきれいさ)


「Persistence」(経時変化の仕方、持続性)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



10項目、それぞれが 10点満点です。



これらの各要素が評価フォームの項目になります。



評価フォームは、その書式にしたがって
点数を書き込んでいき、
また、キャラクター用語をメモし
素材の質と量を表現しますが、




この評価フォームの書式自体を
できるかぎり
感覚的、直感的なものにできないか
というのが
PUBLIQ COFFEE が 考える評価フォームです。




感覚が感じるものやその強さは、
とても繊細で表現が難しいものです。




感じるものは熟練するほど深くなっていき、
なんでもそうですが専門化するほど
それは、個人的なものになっていきます。




評価フォームの目的のひとつは
情報の共有でもあるので




感覚が研ぎ澄まされていくほど、
共有が難しくなっていくジレンマは
共有スペースとなる
評価フォームこそが解消すべきでしょう。




評価フォームには、適切なアーカイブとしての責任がある
と考えることができます。




コミュニケーションにおいて
素晴らしい伝達方法が、
深く深く考えたものを、
平易な言葉でやさしく話すことであるように




深く感じたものを、
ぱっと見た目でやさしく表現できる評価フォームを目指します。




これは、感覚的・直感的に操作できるようになった事で
より多くの事が誰にでもできるようになった
ユーザーインターフェイス(GUI)にならって、




感覚的・直感的に使える新フォームで
より豊かな表現が誰にでもできるようなものに
変える試みです。




フォームを単なる書式ではなく
ユーザーインターフェイスと捉えなおす事で
カッピングの精度を向上させるものに
変えてみようという試みです。




このさき、PUBLIQ COFFEE は
カッピングフォームの 書式を作成していきます。

15日プロジェクト (Ⅲ)

「15日プロジェクト」とは、
PUBLIQ COFFEE が 毎月15日に進捗を公開する 
期日報告型、長期継続型プロジェクトです。




今年の取り組みのひとつ
「コーヒーの品質評価システムをつくっていく」にあたって




現在鑑定の場面で使用されている
加点主義に基づく2つのコーヒー評価フォーム
SCAA方式とCOE方式を参考に、




PUBLIQ COFFEE 独自のコーヒー評価フォームを
つくっていくとし




その第3の評価システムの体系化を目指したこの計画は




前回までで、SCAA方式、COE方式の評価項目にざっと目を通し
加点主義のみで評価すること、そして、その項目の数を増やすことが





新しい評価フォーム作成の目的
目的 「コーヒーの特徴・個性・差異をあらわすこと」
にかなうものだと考えてみました。





それで今回は、
その PUBLIQ COFFEE が考えた「10の要素」挙げていきたいと思います。





コーヒーの官能評価でどんな項目を評価するかという要素たちです。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●嗅覚の項目



「Fragrance/Aroma」(飲む前の香り)

「Flavor」(口内で感じる香りと味の複合感覚)

「Aftertaste」(飲んだ後の香りと味の複合感覚)



● 味覚の項目


「Acidity」(酸の質)


「Sweet」(甘さ)



●触覚の項目



「Body」(口に含んだ厚み/押しつけてくる抵抗)


「Mouthfeel」(口に含んだ質感/タッチした印象)



●全体性



「Balance」(均衡性/ハーモニーになっているか)


「Clean Cup」(カップのきれいさ)


「Persistence」(経時変化の仕方、持続性)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



10項目、それぞれが 10点満点。



わかりにくい基礎点などは解消し、
各項目への配点をしやすくし、



個人評価項目も解消し、
客観性を高めたものになっていて



さらに、「持続性」という新しい項目を追加することで
コーヒーのもっているポテンシャルを
もうひとつ違う角度からはかることができます。




これらの10が、PUBLIQ COFFEE の カッピングフォームの
評価項目になります。




15日プロジェクト (Ⅱ)

「15日プロジェクト」とは、
PUBLIQ COFFEE が 毎月15日に進捗を公開する 
期日報告型、長期継続型プロジェクトです。




前回の記事で、今年の取り組みとして
「コーヒーの品質評価システムをつくっていきます」とし




現在鑑定の場面で使用されている
加点主義に基づく2つのコーヒー評価フォーム




SCAA方式とCOE方式を参考に、
PUBLIQ COFFEE 独自のコーヒー評価フォームを
つくっていくことにしました。





具体的には、現在体系化されている品質評価方法を身につけながら
独自の品質評価方法を体系化する、という取り組みで




この15日プロジェクトは、
その第3の評価システムの体系化を目指した
構築までのプロセスを報告するものです。





さて、コーヒーの評価は、官能評価で
感覚で感じたものを点数にしていきます。





飲用時使っている感覚は、
嗅覚・味覚・触覚であって
その感覚が認識できるものが評価対象になるので





評価フォームは、SCAA式であれ、COE方式であれ、
3つの感覚が認識する対応物です。





嗅覚は揮発性のもの。香り。
味覚は五味。味わい。
触覚は物理的な刺激。舌触りや濃縮感。





まずは、既存の評価フォームの評価項目を
参考資料にしてみることにしよう。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●嗅覚の項目


SCAA方式

「Fragrance/Aroma」(飲む前の香り)

「Flavor」(口内で感じる香り)

「Aftertaste」(飲んだ後の香り、余韻)



COE方式

「FLAVOR」(口内の香り)

「AFTERTASTE」(飲んだ後の香り、余韻)



● 味覚の項目


SCAA 方式   
「Acidity」(酸の質)


COE方式

「SWEET」(甘さ)

「ACIDITY」(酸の質)



●触覚の項目



SCAA方式

「Body」(口に含んだ厚み)



COE方式

「MOUTHFEEL」(口に含んだ質感)



特徴をつかむためには
このように分解してそれぞれに集中します。




しかし、この各要素だけでなく、
全体の印象もつかんでいきます。




●全体性


SCAA方式


「Balance」(均衡性)

以下の3項目は減点評価
はじめから10点が与えられていて
規準に満たない場合に減点されます。



「Unifomity」(均一性)


「Clean Cup」(カップのきれいさ)


「Sweetness」(甘さがあるかどうか)



COE方式


「CLEAN CUP」(カップのきれいさ)

「BALANCE」(均衡性)



さらにカッピングは好きなものを選ぶことも目的なので
好みかどうかも評価項目となっています。



●選好性

SCAA方式
「Overall」(個人的評価)


COE方式
「OVERALL」(個人的評価)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

SCAA方式は加点評価が7項目、減点評価が3項目の10項目で評価
COE 方式は8項目全て加点評価。




加点項目数を多くして積極的に評価していくほど
それぞれの特徴や差異がはっきりしていきます。





小さな差を点数差に表す事ができます。





これは、SCAA方式が高品質と汎用を境界付けるためのフォームなのに対し
COE方式は境界付けを目的としてないから、当然と言えば当然の事です。




このように、何のための評価か?が
フォームの内容を決めます。




そして、PUBLIQ COFFEE が目的とする品質評価は
コーヒーの特徴や個性をより如実にあらわす事。




評価フォーム作成の第一歩は目的の確認から入ってみることにしよう。




目的 「コーヒーの特徴・個性・差異をあらわすこと」



コーヒーの性格を表現するためには、
加点評価項目を既存のものより多くする必要があります。





そしてその数は10。





次回、その内容やその妥当性の説明にはいっていきます。